極上のリゾートを泣く泣く離れ、マーレに戻る。黄金ドームのモスクが見えてきた。エルサレムの岩のドームみたい。

時を同じくして、親友のシゲヒサ夫妻(仮称)が新婚旅行でモルジブのソネバギリというリゾートに滞在中なので訪問することとなった。
モルジブのリゾートアイランドたちは移動に関してとても厄介なところで、基本的に島同士の船と言うのがない。リゾート島には船を持った漁師さんとかは住んでいないので、船は空港かマーレまでの往復送迎しかないのだ。リゾートで他の島へのプライベートチャーター船をお願いするとたった15分ほどの距離でも往復500ドルとか、とてつもない値段を真顔で言ってくるのだ。まるで暴力バーである。500ドルあったら、成田からバンコク往復できまっせ!我らがリゾートでは350とか600ドルとか色々脅された挙句、結局は他の島へは船は出せないと言われてしまった。空港に行く途中にある島によって降ろしてもらうことすらダメとのこと。なんて融通が利かないんだ!!
そういうわけで、たった10km隔てた海に引き裂かれた2組のカップルはまあ日本で会えばええかと諦め半分の境地になっていた。
マーレに戻って、港の船のおっさんに
「ソネバギリ行きたいんやけど」と聞いてみたら、
拍子抜けするくらい
「ええよ、今から行く?」って言う軽いノリ。リゾートでのすったもんだは何やったんや!?お値段はたったの!??120ドル。リゾートプライスに侵されていた脳には安いと感じてしまうのだからすごい。お隣の島スリランカだったら、バスで島1周余裕でできるお値段ですが。
「準備してまた来るわ」と約束。ケータイでシゲヒサ夫妻と連絡を取る。日本の携帯でもモルジブの小さな島ですらローミングして電話やらSMSができて友達と会えてしまうのだから本当にスゴイ時代だ。モルジブのリゾート島では全島で携帯が通じるらしい。1周1kmとかの小さな島ばかりで携帯なんかいらんやろうと思うのだが、島で働いている人もみんな持ってるんだろうな。
昼過ぎに再び港に行くとおっさんたちは暇そうに釣りをしていた。この人たち僕らがいなければ今日は仕事する気なかったんやろか?
60人は乗れそうな船を2人で貸しきって出発!途中からおっさんたちは蚊らボトルに巻きつけた糸で釣りをしだす。走っている船から釣れるんかいな?スピードボートと違って遅い。10kmちょいを1時間かけて到着。

水上コテージがスゴイ!部屋じゃなくて家!!

しかも桟橋が付いてないやつもある。これこそほんとの水上コテージですな。食事するにも毎回ボート…ルームサービスもボートで持ってきてもらうやつだ!テレビで見たことある!!とワイフ大興奮!!!優雅と言うか面倒臭いと言うか。

シゲヒサ夫妻に案内され、家へ。東京じゃこんな広い家住めませんってくらい広い!!
庭は海。

シゲヒサダンナが「むちゃくちゃ素敵でヤバイ」と言ったのもうなずける。
極上リゾートの遥かに上を行くこれぞ究極のリゾート!!!マイリマシタ。
ここではいつもの忙しい暮らしから離れ、リラックスと言う意味でか「No shoes no news」
と客も裸足で生活している。おかげでダンナに2回もとげが刺さった。ゴージャスリゾートに慣れないもので…桟橋にまでバカにされた!?
バーでライオンビールやマンゴースムージーを戴き、至福の時は瞬く間に過ぎる。
沖で釣りをして待っててくれた船のおっさんたちは待ちくたびれたのか帰るそぶりを見せると即座に迎えに来た。
歓迎してくれたシゲヒサ夫妻、リゾートの皆さんありがとう!
バイバーイ!また日本で!!
旅先で友人に会うのは本当に楽しい。いつまでも忘れぬ思い出となることでしょう。
帰途、イルカの群まで見られました。水族館のショーみたいにグルグルジャンプしてましたわ。さすがにカメラには収められず。
翌朝楽しかったモルジブともお別れ。
飛行機の中から最後のお楽しみ。早めに行って窓際の席を確保。空からの環礁ですわ。
ソネバギリ発見!シゲヒサ夫妻はまだあそこにおるんやなぁ。

我らがフドフランフシも激写(左端の島)